パンの香りの家
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ずっと憧れていた平屋での暮らし。ブルーグレーのガルバが北欧の雰囲気を醸し出し、無垢のウッドデッキととても良く調和している。玄関は引き戸で使い勝手がよく、機能性が高い上に洋風を保っているところがお気に入りのポイント。ドアの開閉スペースが不要なので、ウッドデッキのスペースをより有効活用できる効果がある
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リビングのアクセントクロスにもブルーグレー色をセレクト。「この色を基調にしたい」が決まっていると、インテリアのコーディネートが進めやすい。リビング収納の扉も無垢材を使っており、経年で色づいていくのが楽しみな眺めである。子供が大きくなったら、カウンタースツールをもっと増やしたいとワクワクしている
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庭に面する大きな掃出し窓から、やわらかい日差しが注ぎ込む。今はまだソファなどは置かず、子どもと遊ぶスペースを確保したい。ドレープカーテンは、こだわりの瀬戸内デニムのもの。季節の乾湿によって多少長さが変わるが、そこがいい。本物のデニム生地だからこその伸縮は同じく呼吸している無垢の床との相性が良く、自然を愛するK様らしい暮らし方だ
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リビングが家の真ん中。左右に洋室がある3LDKの間取りである。「ブルーグレー」と「白」と「無垢」に特化した色使いとセンスの良いインテリアは、主に奥様の設え。掃出し窓から差し込む光にプラスして、キッチン背面の高所窓が効果を発揮している。南北に長いリビングだが、キッチンも明るくて立つのが楽しみな場所になった
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COVACOで暮らし始めてから趣味が増えたという奥様。休日はパンを焼いて、まだ温かいそれを家族で頬張ることに幸せを感じる。ダイニングテーブルではなくカウンターで食事をしたいと希望し、大工さんの造作で打ち合わせを進めた。カウンターの上にも照明が必要になると監督からのアドバイスで飾り梁を足した
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家全体のコンセプトが北欧♪北欧の人々がインテリアにこだわるのは、太陽の角度の関係で夜が長く 家の中で過ごす時間が長いから。家具や趣味を大切にする暮らし方が、K様邸からも感じられる。丁寧な暮らしとは、まあるく穏やかで気持ちがふんわりとしているようで、自分と向き合う強さも必要なのかもしれない
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造作洗面には、可愛らしいイエロー系のモザイクタイルを採用。水栓やシンクなど一つ一つ自分で選んで、自分たちだけのオンリーワンを作り上げていくのは楽しい作業だ。モザイクタイルは、黄色や黄緑のがベースの白にどのくらいの配分で配色されるかで印象が変わる。白い部分を多く配したこちらのタイルは、キラキラと陽の光にきらめく水面を彷彿とさせるバランスとなった
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群馬県に住みながら実はサーファーのお2人。その他にキャンプも好きで、庭にテントを張って遊ぶこともしばしば。取材に行ったこの日は、簡易テントの中でS君がお昼寝をしていた。遊びゴコロ溢れる暮らしの中で、家庭菜園も楽しんでいる。自分たちで育てた野菜で作る料理の美味しさは格別だ。「もっと増やして食育に繋げたい」と張り切る姿が、何事も全力で楽しむK様らしい
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多趣味で道具が多い上に、子どものベビーカーやおもちゃ、沢山の靴など。でも土間収納だったら 水に濡れたものや土で汚れたものも、へっちゃらだ。いつか子どもも一緒に家族みんなでサーフィンが出来るかな♪ただの収納ではなく、今の満足感と将来への夢が詰まった秘密基地のような場所になった
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外構工事の時にまだ よちよち歩きだったS君の足跡を施した。「こんなに小さかったのか♡」と懐かしむ日は、そう遠くないだろう。コンクリートに埋め込まれた貝殻が、海好きなお2人らしくて素敵。一緒に出掛けた海辺で、あの日あの時に拾った「思い出」が一生残る記念のアプローチに仕上がった。年を重ねて、いつか家族みんなで懐かしむ日を迎えたい