太田市S様邸【LOAFER】

薪ストーブの家

 
  • 平屋のように暮らせるLOAFERは家族がちょうどいい距離感でいられる設計。プライバシーを保ちつつ、気配を感じて安心出来るのが良い。S様邸は土間リビングに薪ストーブを設置し、一緒にいるのが心地よいスペースとなった。広い敷地の外構工事は、薪小屋やウッドフェンス・駐車場など、建築段階から打ち合わせしていたことに加え、暮らしながら少しずつ自分たちで作り上げていく楽しみを残した

  • 黒のガルバリウムと木の相性が、リゾートにいるかのような気分にさせてくれる。庭の手入れをしながら休憩で飲むコーヒーは、休日の楽しみの一つだ。薪割りをしたり、ハンモックに揺られたり。少しの手間をかけることと、時間を忘れてのんびりすることが、この家に暮らし始めて手に入れたワクワク感と贅沢な気持ちなのだ

  • 吹き抜けのあるLDKは、無垢の床のダイニングと薪ストーブが存在感を放つ土間リビングで構成されている。ソファに座って天井を眺めると、ぐんぐん高くなる天井と趣味を楽しむロフトスペースが目に入る。キッチンとソファで会話するのも、ダイニングテーブルで向かい合ってお茶するのも、ストーブの揺れる炎を2人並んで眺めるのも、どこをとってもこの家の醍醐味である

  • パインの床と土間コンクリートの、この少しの段差がいい。どこか区切られているような、お互いの質感の違いが切磋琢磨しているような。ソファの背面では、古材を取り寄せて造作したインテリアがリビングの雰囲気を引き締めている。S様はブルックリンテイストがお好みで、アイアンとウッドとレンガを上手に組み合わせてカッコよくコーディネイトした

  • ソファからの眺めは、お気に入りの雑貨でしつらえたキッチンと、ロフトに覗くバーカウンターが一望できる良いアングルだ。キッチンの造作カウンターは、正面にOSBパネルを施し、ガラスのペンダントライトや背面のアクセントクロスと良く調和している。アイアンの手すり越しに見えるロフトのフリースペースは、アーリーアメリカンの香りがするレンガ調のクロスによく似合う。好きな銘柄の酒瓶を並べてにんまり。見ているだけで酔えそうである

  • 憧れの薪ストーブのある暮らしを楽しむS様。薪の調達のため、ネットワークを利用して新しい人付き合いも増えた。薪をくべて火を育てたり、揺れる炎をゆったりと眺める時間は格別だ。冬の朝は、前夜に小さくしていた火がまだ温もりを保っている。薄暗い景色にほんわかと温かい室内に、心までホッとする

  • 2階の洋室は、天井が高いので部屋がとても広く感じられる。アクセントクロスとウッドブラインドが、カッコよさとカントリーな雰囲気を演出してくれた。朝起きて、素足で触れる無垢の床は本当に気持ちがいい。日に当たっていない場所も、経年で徐々にあめ色に変化してくるのが木の家の楽しみなところだ

  • 洋室と繋がる小屋裏スペース。ただの収納にするにはもったいない。プロジェクターを置いてシアタールームにするのもいいし、部屋の一角としてくつろぎの場所として使うのもおすすめだ。屋根裏なので天井は低いが、秘密基地みたいで楽しい

  • 2階のフリースペースには、DIYでバーカウンターを作った。好きなお酒を並べて音楽を聴いたら、自分だけの時間の始まり。レンガ調のアクセントクロスとノスタルジックな灯りのランプが、雰囲気とマッチしている。リビングとも繋がることで、お互いに好きなことをしながら気配も感じられ、ちょうどいい距離感で一緒に居られるのだ

  • 好きな銘柄、記念のワイン、お気に入りのデザイン。これからの暮らしの中で、飾りたい瓶が増えそうだ。好きなモノに囲まれた暮らしは、ふとした瞬間にも幸せを運んでくれる。手間と時間をかけて暮らしを作り上げていくことは、苦であるどころかワクワクする。この家は、そういう日々の積み重ねでさらにカッコよく成長していく

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